相手が話しやすいようお膳立てする
良いコミュニケーションとは、相手へメリットを与えること。
喜んでもらう、楽しかったと思ってもらう、価値を感じてもらう。
相手を話しやすい状態にするのに、必要な事は
自己開示+質問+リアクション
これらも、『相手へメリットを与える』という観点から考え、構築していきましょう。
自己開示
人は正体不明のモノに対して警戒心を抱く、それはコミュニケーションでも同じです。
まずは自分を知ってもらうことが信頼関係を構築する第一歩。
こちらから心を開くことによって、相手も心を開きやすくなります。
しかし、自己開示はあくまで自分のことを話す時間。
あまりに長く自己開示をし続けていても、相手からしたら「知らんわ」となってしまいます。
ここでも重要になってくるのは、相手のメリット。
まずは短く。
人が興味あることは結局自分のことなので、自己開示は短めで終わらせておきましょう。
そして具体的な内容は、軽い失敗談や自虐ネタ。
「人の不幸は蜜の味」
なんて言葉もあるように、人の失敗談や不幸話は、やはり聞いててちょっと楽しいもの。
弱い部分、恥ずかしい部分を出すことであなたという人間性に厚みが増し、相手もより心を開きやすくなります。
ただし、相手が笑って聞き流せる程度の内容にしておくことと、愚痴っぽくはならないように。
あまり重すぎるとドン引きされてしまうし、愚痴っぽく語ると空気を悪くしてしまいます。
カラッと元気に失敗談を語りましょう。
質問
相手が思わず答えたくなる、話題を掘り下げる質問を投げかける。
掘り下げる部分は以下(例文はゴルフの会話を想定)
【理想】
「目標にしている選手はいますか?」
「一度はプレイしてみたいコースは?」
【理由】
「ゴルフにハマった理由って何ですか?」
「ゴルフを続けている理由は?」
【きっかけ】
「ゴルフを始めたきっかけは?」
【魅力】
「ゴルフの面白さって何ですか?」
「ゴルフをやっていて良かったことは?」
【一番】
「〇〇さんのベストスコアは?」
「今までで一番良かったコースは?」
【最近】
「最近ゴルフへ行ったのはいつですか?」
「先週のラウンドはいかがでしたか?」
【苦労話(愚痴)】
「ゴルフの難しさってどういうところですか?」
「ラウンドしていて大変だったことはありますか?」
「辞めたいなって思ったことはありますか?」
リアクション
感情を言葉にしてリアクションをする
【共感】
「分かります~、私も〇〇さんと同じ考え!」
「私も〇〇さんの立場だったら同じように考えました!」
【特別視】
「それは珍しい!」
「初めて聞きました!」
【意外】
「〇〇さんの印象、変わりましたよ~」
「そんな側面もあったんですね!」
【興味】
「ちょっとメモとらせてください!」
「もっと詳しく教えてください!」
【称賛】
「素晴らしいですね!」
「なんでそんな凄いんですか!」
【羨む】
「羨ましいなぁ~!」
「普通じゃ体験できないことですね!」
あとは繰り返し。
相手からの答えに対して『リアクション』
自分の思いや考え、もしくは関連した体験談を『自己開示』して
新たな『質問』をする。
雑談は、コミュニケーションにおいて非常に重要な役割を果たします。
コミュニケーションマスターは雑談マスターと言えるかも。
ぜひ上記質問とリアクションを使いこなし、雑談マスターになってください。
永遠に会話を続けられるようになり、また続けるのが苦でなくなります。