興味や趣味は人それぞれ。
「何を話したらいいかわからない」と、雑談を苦手とする方は多いです。

そこでこの章では、『雑談ネタの作り方』をお伝えします。

 

 

木戸に立てかけし衣食住

営業トークや初対面の相手など、距離を近くするための話題として、昔から言われているのが『木戸に立てかけし衣食住(キドニタテカケシ衣食住)』。

多少のバリエーションがありますが、季節、道楽、ニュース、旅、天気、家族、健康、仕事、衣料、食、住居の頭文字をとったものです。

 

これらは誰もが関心を持ちやすく受け答えしやすいので、話が広がりやすいトピック。

覚えておいて損はありません。

 

き(季節)

「今月に入ってから暑い日が続いていますね〜」

「今年はホワイトクリスマスになりそうですね」

 

手紙を書くもまずは時候の挨拶から。

季節は会話のきっかけとしてはテッパンです。

 

ど(道楽)

「最近、海外ドラマにはまっていまして、ついつい夜更かししちゃってます」

「こないだ久々にフットサルしたら、歩けないぐらい筋肉痛になっちゃいましたよ」

 

初対面の相手でも警戒心なく盛り上がって距離を縮めることができるのは、何より趣味の話。

多趣味でいることは人生にいろどりを加えるだけでなく、雑談ネタを集めるのにも役立ちます。

 

に(ニュース)

「ヨーロッパでテロらしいですよ…物騒になりましたね」

「アイドルの○○、結婚するそうですね、知ってました?」

 

誰もが関心を寄せる時事ネタはこれまたテッパン。

ただし経済ネタや芸能ネタなどジャンルによっては相手が関心のないニュースもあるので、TPOによってジャンルを変えるのも大事です。

 

た(旅)

「ぼく沖縄が大好きなんですよ、国内でもリゾート気分が味わえて」

「この間イギリスに行ってきたんですが、あっちの食べ物は口に合わなくて…」

 

旅行は楽しい思い出がつまっているもの、お互いに行ったことがある場所ならなおさら、一緒に行ったかのように思い出を共有でき、距離を近づけられます。

 

て(天気)

「この間の大型台風で、知り合いの家が水浸しになったんですよ」

「いまこっちは晴れてるんですけど、そちらはいかがですか?」

 

天気もまた定番、老若男女を問わず使える話題です。

最近はオンラインで遠方に居る人との会話も増えたので、互いに居る場所の天気が違うだけで盛り上がれたりします。

 

か(家族)

「こないだ妻と大喧嘩になり、いまだにぎくしゃくしたままなんですよ」

「うちの子、来週が合格発表でドキドキです」

 

家族がいる相手には、家族ネタもあるあるで盛り上がれます。

ただ「いつ結婚するの?」「子供はまだ?」など、相手によっては踏み込むのが失礼になる場合も。

相手のプライベートに立ち入りすぎないよう距離感も気を付けておきましょう。

 

け(健康)

「健康診断に行ったら再検査となり、マジで焦りました…」

「最近筋トレはじめて、昔のパンツが履けるようになったんですよ」

 

身体のことは誰しも共通の関心事、一般的に年齢が高くなるほど健康に心配事が増えるので、年配者ほど話題になりやすい傾向かも。

 

し(仕事)

「こないだ新入社員が入ってきて、いよいよ私もモノを教える立場になりました!」

「ここのところ残業が多くて睡眠時間があまりとれなくって…」

 

仕事の具体的な中身や成果は、雑談のテーマとしては理解ができなかったり面白くなかったりするので、どちらかといえば苦労話や失敗談の方が共感が得られやすいですね。

また昇給や昇進の話は自慢話にならないよう、言い方や内容を注意しましょう。

 

衣(ファッション)

「おっ!そのシャツおろしたてですね、カッコいい♪」

「真っ赤なネクタイで、今日の会議は攻めの姿勢ですね(笑)」

 

女性にとっては定番ですが、男性の間ではそれほど話題にはなりません。

ただ男性でもいつもと雰囲気が違ったらそこを突いてあげると嬉しいものです。

 

食(食べ物)

「2丁目にできた新しいラーメン屋、おすすめですよ」

「最近自炊を始めたんですけど、クックパッドは便利ですね~」

 

人間の生理的欲求のひとつ、食欲。

どんなに忙しいひとでも食事をとらない人間はいません。

話題としても、明るい方向になりやすいのでおすすめです。

 

住(住まい、出身)

「今月から一人暮らしを始めたんですが、意外にお金がかかるもんですね」

「浜松出身なんですね!僕はウナギより餃子推しです(笑)」

 

住まいや生活の話はプレイベートの話ではありますが、聞かれてもそれほど気にする人がいないので、相手の人となりを知るにもいい雑談ネタです。

また、相手の出身地について雑学的なネタを知っていると、相手と一気に心の距離を縮められることがあるので、暇があったら各都道府県の雑学ネタを仕入れておきましょう。

 

 

特に盛り上がりやすいネタとは

相手が特に関心を持ちやすく、受け答えしやすいネタは以下の四つ。

仕事

健康

道楽

食べること、働くこと、健康維持、そしてお金を使うこと。

これらは基本的に、人が生きるために欠かせないもの。

 

『道楽』は直接命に係わることはありませんが、どんな仕事人間だとしても、多少のリフレッシュは必要。

そうなるとやはり、人生において大きなウェイトを占めてきます。

 

「木戸に立てかけし衣食住」を一気に全部覚えるのは大変でしょうから、まずはこの四つを使いこなせるようになりましょう。

 

会話を自然に続けるには

どんなに話題を振っても

「そうですね…(沈黙)」

となってしまうのは避けたいもの。

 

大切なことは、話題を振った後に

「今月に入ってから暑い日が続いていますね〜、○○さんは夏バテとか大丈夫ですか?」

「海外ドラマにハマって夜更かししちゃって…最近ハマってる事とかあります?」

と、相手に話題の矢印を向けて、相手が受け答えしやすい場を整えてあげること。

 

投げて終わり、にならないよう気を付けましょう。

 

自分自身が喋れるネタも準備しておく

これらを相手に振ったら、当然こちらも質問返しで振られます。

振られなかったとしても、むしろみずから自己開示するぐらいが相手との距離を縮めるには重要。

 

上記ネタは事前に準備しておきましょう。

それぞれのネタに、クスッと笑えるオチと、直近の出来事を仕込んでおけたら100点満点です。

 

今回お伝えしたような会話のネタ集や、会話が続かない場合の対処法を頭の中に入れておくと、会話が途切れてしまった時でもスムーズに話題を繋げていくことができます。

 

雑談を上手に扱えるようになると、人と話すことが楽しくなり、より雑談が磨かれていく好循環に入れます。

 

逆に、自分が話すネタどころか「何を話せばいいか分からない…」と事前準備すらしていかないのは三流以下。

 

せめて『食・仕事・健康・道楽』については、話を振るテンプレートからオチまで作りこんでおきましょう。

 

 

話すと盛り下がる!NG会話ネタ

ついでに、話すと逆に盛り下がってしまうNGネタもお伝えしておきます。

時と場合によってスパイス的に使えることもありますが、基本出さなくても良いでしょう。

 

むしろ、ついうっかり出してしまわないよう、気を付けてください。

 

NGネタ1. 他人の悪口

誰かの前でその場に居ない人の悪口を言うと

「この人は他のところで私の悪口も言っているかもしれない」

と思われ、心を閉ざされてしまいます。

 

共通の敵を作ることで距離が一気に縮まることもあるけれど、高等テク。

基本的にはやめておきましょう。

 

NGネタ2. 品のない下ネタ

手っ取り早くウケ狙いがしたいという時に選ばれがちなのが下ネタ。

確かに盛り上がる話題でもあります。

 

しかし下ネタを嫌う人は女性に限らず、男性の中にも一定数存在します。

 

軽いジョークくらいなら場が和むかもしれませんが、あまりにドギツイ、品のない下ネタを話題にすると、盛り上がるどころか場を凍らせてしまうことも。

 

下ネタに頼ってばかりいると痛い目を見るので気を付けましょう。

 

NGネタ3. 宗教や政治の話

かなり注意するべきテーマです。

相手が熱心な人であればあるほど、信仰や思想に揺らぎがありません。

下手に否定したり、こちらにその気がなくても相手がそう感じてしまうと、一気に人間関係が崩れてしまうほど、繊細な話題。

 

相手から振られたとき以外、宗教や政治を話に取り入れるのは止めておいた方が無難です。

 

NGネタ4. 熱狂的に応援しているスポーツチームの話

スポーツの話は盛り上がる話題ではあるのですが、それだけに注意も必要。

それは、相手が熱狂的に応援しているチームがある場合。

 

熱狂的ファンは、推しチーム以外を極端に敵対視していることがあります。

 

どこかを熱狂的に応援しているスポーツチームを持っている人には、その人の熱量を把握するまで、そのスポーツの話題をこちらから振るのは避けるようにしていきましょう。

 

NGネタ5. 家族関係やお金関係、プライベートに踏み込んだ話

相手に質問し相手のことに関心を示すのはいいことです。

ただ気を付けて欲しいのが、相手のプライベートに踏み込み過ぎてしまうこと。

 

家族関係や金銭事情、プライベート過ぎる話題にズカズカ踏み込むと、相手の気を悪くさせてしまうことがあります。

 

例えば「貯金いくらあるの?」「給料いくら?」など女性から男性に質問したら、値踏みされているように思われるでしょう。

 

自分自身は抵抗なく自己開示できる人だと、ここは特に距離感を見誤りやすいので、注意してください。

 

 

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